「気を使いすぎる自分」に気づいたきっかけ

「気を使いすぎる」って、優しさの証のように思われがち。
でもその優しさが、いつの間にか“自分を後回しにする習慣”になっていたらどうでしょうか。
私は長年、夫との生活の中で「相手に合わせることが当たり前」になっていました。
夫が買い物に行きたいと言えば、そこに用事がなくてもついて行く。
庭で作業をしていれば、家事や自分の時間を後回しにして手伝う。
そんな日々の積み重ねが、私の心の余裕を奪い、夫の自己中心的な振る舞いを助長してしまったのかもしれません。
この記事では、そんな私が
「相手中心の行動」 → 「自分を大切にする選択」
へと変えていった日常の変化を、具体的なエピソードとともに綴ります。
相手中心の生活に慣れていた頃の私

私は長い間、「夫に合わせることが当たり前」だと思って生きてきました。
夫が買い物に行きたいと言えば、私に用事がなくてもついて行く。逆に私が買い物に行くとき、夫は「一緒に行こう」とは言わない。そんな不均衡に気づかず、ただ「そういうものなんだ」と思い込んでいました。結果として、自分の時間はどんどん削られ、心の余裕もなくなっていったのです。
庭で夫がDIYや後片付けをしているときも、「外にいるなら手伝わなきゃ」と思い、家事を後回しにして一緒に作業していました。でもその後、夫が家事を手伝ってくれるわけでもなく、私は好きなことをする時間もなく、ただ“やるべきこと”に追われていました。
今振り返ると、私が自分の時間を後回しにすることで、夫にとっても「それが普通」と思わせてしまっていたのかもしれません。
さらに、「夫は仕事をしているのだから、私は家事を全部こなさなきゃ」と思い込んでいた時期もありました。洗濯物、食器洗い、ご飯の準備…どれかができない日があると、自分を責めてしまう。「夫はちゃんと仕事をしているのに、私は家事すら完璧にできないなんて」と、自分に鞭を打つような気持ちで過ごしていました。パートで働いていたとしても、「私がちゃんとしなきゃ」というプレッシャーが常にありました。
そして、結婚して子どもを授かってからは、「母として」「妻として」「女として」もいなければいけないという気持ちに縛られていました。
無意識のうちに相手のために尽くすことが習慣になっていました。
そんなふうに、私は“誰かの役割”として生きることに慣れてしまい、「自分でいる時間」がなくなっていることにすら気づいていなかったのです。
自分を大切にする行動へのシフト
そんな日々の中で、ふと
「私はいつ、自分のために時間を使っているんだろう?」
と立ち止まる瞬間がありました。
気づけば、誰かのために動くことが習慣になりすぎて、自分の気持ちや疲れにすら鈍感になっていたのです。
最初の変化は、小さな選択からでした。
夫が「買い物に行きたい」と言ったとき、以前なら「一緒に行くのが当然」と思っていたけれど
私はそこに用事はないから、好きなのを買っておいでよ。いってらっしゃい
と言えたこと。
そのとき、罪悪感よりも“心の軽さ”を感じたのが印象的でした。
庭で夫が作業しているときも、「手伝わなきゃ」ではなく「私は私の時間を過ごそう」と決めるようになりました。
夫が好きなことをしているなら、私も好きなことをしていい。
そう思えたことで、家事や育児の合間にほんの少しでも“自分の時間”を持つことができるようになり、心に余裕が生まれました。
家事ができない日があっても、「今日は無理しない」と自分に言えるようになった。
妻として、母として、女として…そんな役割に縛られすぎず、「私は私」として過ごす時間を少しずつ取り戻していったのです。
それは、誰かを突き放すことではなく、
“自分を大切にすることで、相手にも優しくなれる”という新しい関係の築き方でした。
相手を想いながら、自分も大切にするということ

「自分を優先するなんて、冷たいかもしれない」
ずっと、そんなふうに思っていました。
でも、自分を後回しにしてまで相手に尽くすことが、本当に“優しさ”なのか?と、少しずつ考えれるようになったのです。
「相手の気持ちを想うこと」と、「自分を犠牲にすること」は違います。
そんなふうに、相手を否定せずに、自分の気持ちも大切にする選択ができるようになりました。
すると不思議なことに、夫との関係も少しずつ変わっていきました。
私が無理をしなくなったことで、夫も「手伝おうか?」と声をかけてくれるようになったり、
私の時間を尊重してくれる場面が増えたのです。
自分を大切にすることは、相手を突き放すことではなく、
“心の余裕”を持って関わるための土台になる。
そう気づいてからは、日常の選択が少しずつ優しく、心地よいものに変わっていきました。
今では、「私は私のままでいい」と思えるようになり、
その安心感が、夫婦関係にも穏やかな風を運んでくれています。
自分を大切にする選択は、わがままじゃない

「気を使いすぎること」は、優しさのようでいて、時に自分を苦しめてしまいます。
相手のために動くことが習慣になると、自分の気持ちや疲れに気づけなくなってしまう。
でも、自分を大切にすることは、決してわがままではありません。
むしろ、自分の心に余裕があるからこそ、相手にも優しくできる。
そのことに気づいてから、私は少しずつ「自分を後回しにしない選択」をするようになりました。
小さな違和感に気づくこと。
「本当はどうしたい?」と自分に問いかけること。
それだけで、日常が少しずつ変わっていきます。
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セルフチェックリスト「相手中心になっていないか気づく5つのサイン」
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